捻挫・外傷・創傷・擦過傷・骨折の治療について
以下のような症状・病気にお悩みの方はご相談ください
骨折、靱帯損傷、捻挫(ねんざ)、脱臼、外傷、打撲、擦過傷、切り傷、すり傷、肉離れ、筋肉痛、出血、やけどなどが挙げられます。
では、詳しく見ていきましょう
骨折
骨折は、骨が過度の力や外傷によって破損する状態です。これは事故、スポーツ、落下などによって引き起こされることが一般的です。
骨折の種類にはいくつかの種類があります。
- 単純骨折: 骨が1つの場所で壊れ、皮膚が損傷していない。
- 複雑骨折: 骨が複数の場所で壊れ、皮膚が損傷している。
- 開放骨折: 骨が皮膚を突き破り、外に出ている。
- 閉鎖骨折: 骨が壊れているが、皮膚は損傷していない。
骨折の主な症状は、痛み、腫れ、損傷部位の変形、動きの制限、骨の折れた音などです。
骨折の診断は、X線、CT、MRIなどの画像診断で行います。
南多摩クリニックでは、X線装置がありますので、X線画像で判断致します。
骨折の治療には、固定、副子(そえこ)、手術があります。
固定では、ギプスやスプリントを使用して、損傷部位を固定します。
副子(そえこ)では、金属のピンやワイヤーを使用して、骨を外部から固定します。
手術では、ネジ、プレート、釘などの金属製品を使用して、骨を内部から固定します。
骨折の予防には、適度な運動、骨密度を高める食事、十分なカルシウムとビタミンDの摂取、適切な安全対策などが重要です。
骨折の治療は、患者さんの状態や骨折の種類によって異なります
靱帯損傷
靭帯損傷(じんたいそんしょう)は、関節を支持し安定させる役割を持つ靭帯が、外的な力によって伸びすぎたり、部分的に切れたり、完全に断裂したりする状態を指します。
靭帯は、関節の骨と骨をつなぐ、強くて柔軟な組織です。スポーツ、事故、落下、不自然な動きなどによって、靭帯に過度のストレスがかかり、損傷することがあります。
靭帯損傷の種類には、以下の3つがあります。
- スプレイン(軽度の靭帯損傷): 靭帯が伸びすぎた状態。
- 部分断裂: 靭帯の一部が切れた状態。
- 完全断裂: 靭帯が完全に切れた状態。
靭帯損傷の主な症状は、関節の痛み、腫れ、出血、動きの制限、関節の不安定感などです。
靭帯損傷の診断は、病歴、身体検査、X線、MRIなどの画像診断で行います。
靭帯損傷の治療には、保存的治療と手術があります。
保存的治療では、アイシング(冷却)、圧迫、挙上、安静、抗炎症薬、物理療法、リハビリテーションなどが行われます。
手術が必要な場合、断裂した靭帯の修復や再建が行われます。
靭帯損傷の予防には、適切な運動準備、適切な装備、適切な技術、適度な運動、身体のコンディションを管理することなどが重要です。
靭帯損傷の治療は、患者さんの症状や体の状態によって異なります
捻挫(ねんざ)
捻挫(ねんざ)は、関節に過度の力がかかり、靭帯が伸びすぎたり、部分的に切れたりする病気です。靭帯は、関節の骨と骨をつなぐ、強くて柔軟な組織です。
捻挫は、スポーツ、転倒、事故などで関節が不自然な方向に動かされたときに起こります。特に、足首、膝、指の関節が捻挫しやすいです。
捻挫の程度には、以下の3つがあります。
- 軽度の捻挫(Grade 1): 靭帯が伸びすぎただけで、部分的な断裂はない。関節の痛み、腫れ、動きの制限がある。
- 中等度の捻挫(Grade 2): 靭帯が部分的に断裂した。関節の痛み、腫れ、出血、動きの制限があり、関節の不安定感がある。
- 重度の捻挫(Grade 3): 靭帯が完全に断裂した。関節の痛み、腫れ、出血、動きの制限があり、関節が非常に不安定。
捻挫の診断は、病歴、身体検査、X線、MRIなどの画像診断で行います。
捻挫の治療には、アイシング(冷却)、圧迫、挙上、安静、抗炎症薬、物理療法、リハビリテーションなどが行われます。
重度の捻挫の場合、手術が必要な場合があります。
捻挫の予防には、適切な運動準備、適切な装備、適切な技術、適度な運動、身体のコンディションを管理することなどが重要です。
捻挫の治療は、患者さんの症状や体の状態によって異なります
脱臼
脱臼(だっきゅう)は、関節の骨が通常の位置から外れてしまう状態です。これは通常、事故、落下、スポーツ、不自然な動きなどによって引き起こされることが一般的です。
関節は、骨と骨が接触して動く部分で、靭帯、軟骨、関節包、筋肉などによって支持されています。脱臼すると、これらの組織が損傷する可能性があります。
脱臼の主な症状は、関節の痛み、腫れ、出血、変形、動きの制限などです。
脱臼の診断は、病歴、身体検査、X線、CT、MRIなどの画像診断で行います。
脱臼の初期治療には、アイシング(冷却)、挙上、安静が行われます。その後、医師が関節を正常な位置に戻す操作(整復)を行います。整復後、ギプスやスプリントを使用して、関節を固定し、組織の回復を促します。
重度の脱臼の場合、関節の組織が大きく損傷している場合があり、手術が必要な場合があります。
脱臼の予防には、適切な運動準備、適切な装備、適切な技術、適度な運動、身体のコンディションを管理することなどが重要です。
脱臼の治療は、患者さんの症状や体の状態によって異なります
打撲
打撲(だぼく)は、体の組織が硬い物にぶつかったり、硬い物が体に当たったりすることで、組織に損傷を受ける状態です。
打撲には、以下のような種類があります。
- 軽度の打撲: 血管が少し損傷し、皮膚の下に少量の血液が溜まる。
- 中等度の打撲: 血管が損傷し、皮膚の下に血液が溜まり、腫れが起こる。
- 重度の打撲: 血管、筋肉、骨などの組織が大きく損傷し、皮膚の下に多量の血液が溜まり、腫れ、機能の障害が起こる。
打撲の主な症状は、痛み、腫れ、出血(皮膚の下に血液が溜まる)、機能の障害などがあります。
打撲の診断は、病歴、身体検査、X線、CT、MRIなどの画像診断で行います。
打撲の治療には、アイシング(冷却)、圧迫、挙上、安静、抗炎症薬、物理療法、リハビリテーションなどが行われます。
重度の打撲の場合、損傷した組織の修復のための手術が必要な場合があります。
打撲の予防には、適切な運動準備、適切な装備、適切な技術、適度な運動、身体のコンディションを管理することなどが重要です。
打撲の治療は、患者さんの症状や体の状態によって異なります
肉離れ
「肉離れ」は、筋肉の損傷の一種で、運動や重い物を持ち上げる時に、筋肉が急激に伸びたり縮んだりすることで、筋肉の繊維が部分的に裂けることを指します。
肉離れには、以下のような3つの段階があります。
- 軽度の肉離れ: 筋肉の繊維が少し裂け、軽い痛み、腫れがある。
- 中等度の肉離れ: 筋肉の繊維が中程度に裂け、痛み、腫れ、動きの制限がある。
- 重度の肉離れ: 筋肉の繊維が完全に裂け、激しい痛み、腫れ、動きの制限、筋肉の機能障害がある。
肉離れの主な症状は、急激な痛み、腫れ、動きの制限、患部にざらざらとした感触がある(重度の場合)、筋肉の力が低下するなどがあります。
肉離れの診断は、病歴、身体検査、超音波検査、MRIなどの画像診断で行います。
肉離れの治療には、アイシング(冷却)、圧迫、挙上、安静、抗炎症薬、物理療法、リハビリテーションなどが行われます。
重度の肉離れの場合、損傷した筋肉の修復のための手術が必要な場合があります。
肉離れの予防には、適切な運動準備、適切なストレッチング、適切な装備、適切な技術、適度な運動、身体のコンディションを管理することなどが重要です。
肉離れの治療は、患者さんの症状や体の状態によって異なります
筋肉痛
「筋肉痛」は病気ではなく、筋肉に過度な負荷がかかることで引き起こされる一般的な症状のことを指します。
筋肉痛は、以下のような2つのタイプに分類されます。
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急性筋肉痛: 運動中や運動直後に筋肉に痛みが起こる。これは、筋肉が過度に使われたり、過度に伸ばされたりすることで引き起こされる。このタイプの筋肉痛は、運動を止めたり、休息を取ったりすることで、通常数分から数時間で改善します。
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遅発性筋肉痛(DOMS: Delayed Onset Muscle Soreness): 運動後24〜72時間後に筋肉に痛み、腫れ、動きの制限が起こる。これは、運動によって筋肉の微細な損傷が引き起こされ、筋肉の修復過程で痛みが発生する。このタイプの筋肉痛は、通常数日で自然に改善します。
筋肉痛の治療には、アイシング(冷却)、抗炎症薬、筋肉を温める、ストレッチング、マッサージ、適切な休息などが効果的です。
筋肉痛の予防には、適切な運動準備、適切なストレッチング、適切な装備、適切な技術、適度な運動、身体のコンディションを管理することなどが重要です。
筋肉痛は、通常、重大な問題ではありませんが、痛みが強い場合や、数日経っても改善しない場合は、専門の医師に診てもらうことが大切です。
擦過傷(さっかしょう)は、皮膚表面が擦りむかれた傷のことを指します。
例えば、転んで肘や膝を擦りむいたり、摩擦によって皮膚が磨り減ってできる傷などが該当します。
擦過傷は、浅い傷であるため出血が少なく、痛みや熱感、腫れなどが生じる場合があります。
また、清潔に保たないと、感染症を引き起こす可能性があります。
擦過傷の治療には、以下のような方法があります。
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傷口の洗浄:清潔な水で擦過傷を洗浄することが大切です。傷口から異物が取り除かれるように、軽く押したりすることで、傷口内の異物を取り除きます。
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抗生物質の塗布:擦過傷を保護し、感染を予防するために抗生物質の塗布を行うことがあります。ただし、医師の指示に従って使用するようにしてください。
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消毒剤の使用:消毒剤を使用して、傷口を清潔に保ちます。ただし、アルコール消毒液などの強い消毒剤は、傷口に刺激を与え、痛みを引き起こすことがあるため、注意が必要です。
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布や包帯で保護:擦過傷に布や包帯を巻くことで、傷口を保護し、清潔に保ちます。
擦過傷の程度によって治療法が異なります。
深い傷であった場合や感染症が疑われる場合は、医師の診断を受けるようにし、適切な治療を行うようにしてください。