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痛風の治療

痛風は、尿酸が体内に蓄積し結晶化して間接などにあらわれ痛みをともなう疾患です。

痛みは激痛となることが多く、風が当たっただけでも痛むなどの説から、痛風と命名されたと言われています。

尿酸の結晶は比重が高く、重力によって足部に沈着しやすいため、特に、足の親指の付け根の関節に症状が現れるケースが多くあります。

痛風になる原因

アルコールは肝臓で尿酸がつくられるのを促進し、尿酸の濃度を上げてしまうため痛風の原因となっていると言われています。その他にも原因が挙げられますので見てみましょう。

  1. 性別と年齢: 痛風は男性に比べて女性にはあまり見られません。特に、40歳から60歳の男性に多く見られます。

  2. 家族歴: 痛風は家族に多いことが知られています。親や兄弟が痛風である場合、リスクが高くなります。

  3. 食生活: 肉や魚、アルコール(特にビール)を多く摂取すると、尿酸の量が増加し、痛風のリスクが高まります。

  4. 肥満: 体重が重すぎると、尿酸の生成が増加し、尿酸の排泄が低下するため、痛風になりやすくなります。

  5. 薬物: 利尿薬や抗がん剤など、一部の薬物は尿酸の排泄を妨げるため、痛風のリスクを高める可能性があります。

 

痛風の治療について

痛みの発生を抑える薬や炎症を抑える薬などの投薬によって治療いたします。また、食事の改善なども指導いたします。

 

痛風かどうか知りたいときに、どんな検査をすると良いの?

痛風かどうかの判断のためには、以下の検査が役立ちます。

  1. 血液検査: 尿酸値の測定を行います。尿酸値が高いと、体内に尿酸が蓄積し、痛風のリスクが高まります。尿酸値は、男性で7.0 mg/dL以上、女性で6.0 mg/dL以上が高値とされます。

  2. 尿検査: 24時間尿中の尿酸量を測定します。尿酸の排泄量が低下していると、尿酸の体内蓄積が進み、痛風のリスクが高まります。

  3. 体重とBMI: 肥満は、痛風の重要なリスクファクターです。体重とBMI(体重指数)を定期的にチェックし、適切な範囲に保つことが重要です。

  4. 血圧: 高血圧は痛風のリスクを高めるため、血圧を定期的に測定し、適切な範囲に保つことが重要です。

 

痛風に用いられる薬ってどんなものがあるの?

痛風の治療には、主に以下の3種類の薬が用いられます。

  1. 抗炎症薬: 痛風の発作時には、関節の炎症と痛みを抑えるために、抗炎症薬が用いられます。代表的なものには、イブプロフェン(ノンステロイド系抗炎症薬)、インドメタシン、ナプロキセンなどがあります。

  2. 尿酸排泄促進薬: 尿酸を尿として排出することを促進し、血中の尿酸値を下げる薬です。代表的なものには、プロベネシドやベンズブロマロンがあります。

  3. 尿酸生成抑制薬: 体内での尿酸の生成を抑制し、血中の尿酸値を下げる薬です。代表的なものには、アロプリノールやフェブキソスタットがあります。

これらの薬のうち、どれを用いるかは、患者の状態や持病、薬の副作用などを考慮して医師が判断しますので、南多摩クリニックのドクターにご相談ください。

また、これらの薬は痛風の発作を抑えるだけでなく、痛風の予防にも用いられます。

 

血液検査や尿検査って南多摩クリニックできますか?

できます!

南多摩クリニックでは、健康診断もやっておりますし、血液検査や尿検査も随時おこなっております。

 

飲むお酒によって、痛風にかかりやすい、かかりにくいってありますか?

痛風は、血中の尿酸値が高くなることで起こります。アルコールは、体内で代謝される際に尿酸を生成するため、一般的には痛風のリスクを高める要因とされています。

ただし、アルコールの種類によって、痛風になりやすさに違いがあります。

  1. ビール: ビールはプリン体が多く含まれており、体内で尿酸に変わりやすいため、痛風のリスクが高まります。

  2. ワイン: ワインはビールに比べてプリン体の含有量が少ないため、痛風のリスクが低いとされています。ただし、過度の摂取は避けるべきです。

  3. ウイスキーやブランデー: これらの蒸留酒もプリン体の含有量が少ないため、痛風のリスクは低いとされています。ただし、アルコール度数が高いため、過度の摂取は避けるべきです。

アルコールの摂取は、全体的に痛風のリスクを高める要因となりますので、適量を守ることが大切です。

特に、ビールの摂取は控えめにすることがおすすめです。もしどうしてもビールが飲みたいという方には、 通常のビールよりもプリン体を少なくした低プリン体ビールがありますので、そちらを選ぶことで、リスクを減らすことができると思われます。

ただし、個人差があるため、自分にとって最適なアルコールの摂取量を見つけることが大切です。

 

痛風にかかった人のコメント

痛風になった方のコメントの一例です。

  • 「痛風になって初めて、食生活の見直しを考えました。飲酒と肉料理が好きだったのですが、それが仇となりました。今ではビールを控えめにし、野菜中心の食事を心掛けています。」

  • 「突然、足の親指が赤く腫れて非常に痛みました。最初は怪我をしたのかと思いましたが、病院で痛風と診断されました。アルコールを飲むことが多かったので、それが原因だと思います。今では、アルコールを飲む量を減らし、水分を多く取るようにしています。」

  • 「痛風の発作が起きると、本当に痛くて動けなくなります。私はお酒は飲まないのですが、肉類をよく食べていました。今は、肉類の摂取を控え、魚や野菜を多く摂るようにしています。」

これらのコメントから、痛風になった方々は、アルコールや肉類の摂取を控え、野菜や水分を多く摂ることで、痛風の症状をコントロールしようとしていることがわかります。

年に1度は血液検査をしながら、食事もコントロールし、痛風にならないように生活することが大事です。

 

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