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腰椎椎間板ヘルニアは足にくるって本当?

[2024.05.16]

腰椎椎間板ヘルニアが足に症状を引き起こすことはあります。
腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎の椎間板が損傷し、内部のジェル状の物質が椎間板から漏れ出し、周囲の神経を圧迫する状態です。
この圧迫が神経根や脊髄に影響を与えることで、足に様々な症状が現れる場合があります。

具体的な症状としては、以下のようなものがあります。

  1. 放散痛: 腰椎椎間板ヘルニアによって圧迫された神経が腰から足に放散痛を引き起こすことがあります。典型的には、坐骨神経を圧迫した場合に坐骨神経痛(坐骨神経根症)と呼ばれる放散痛が起こります。

  2. しびれや麻痺: 腰椎椎間板ヘルニアによって圧迫された神経が感覚や運動を制御する領域に影響を与えることで、足のしびれや麻痺が生じる場合があります。

  3. 筋力低下: 腰椎椎間板ヘルニアが神経を圧迫することで、足の筋肉に力がうまく伝わらなくなり、筋力低下が起こる場合があります。

  4. 腰から下の部位の感覚異常: 腰椎椎間板ヘルニアによって圧迫された神経が、腰から下に向かう神経に影響を与えるため、足首や足の指などの感覚異常が生じる場合があります。

これらの症状が腰椎椎間板ヘルニアによって引き起こされる場合がありますが、症状の具体的な現れ方は個人やヘルニアの状態によって異なります。

症状が現れた場合は、医師の診断と適切な治療が必要です。

 
 
 

腰の神経が足に繋がってる?

腰の神経は足に繋がっています。
具体的には、腰椎という脊椎の部位から出ている脊髄神経が、腰部から足まで伸びています。
この脊髄神経は、脊髄の特定のレベルから分岐して、それぞれの神経が特定の部位に感覚や運動を制御する情報を送ります。

例えば、腰部から出ている神経は腰椎を通って下肢に向かい、足や脚の感覚や運動を制御します。
この中でも特に有名なのが坐骨神経で、坐骨神経は腰部から出てお尻や大腿部を通って足に向かい、足の裏側やふくらはぎ、太ももの外側を支配します。
そのため、腰部や腰椎に何らかの問題が起きると、足に症状が現れることがあります。

腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの腰部の疾患が、この神経に圧迫を与えることで足に痛みやしびれ、筋力低下などの症状が生じることがあります。
そのため、腰の状態が足の症状に影響を与えることがあるのです。

 

ぎっくり腰ってなんだ?

ぎっくり腰(ぎっくりこし)は、急激な運動や突然の不自然な姿勢、重い物を持ち上げるなどの際に、腰の筋肉や腰椎周辺の組織に負担がかかり、急激な痛みや運動制限を引き起こす状態を指します。

腰の筋肉や腰椎周辺の組織の急激な緊張や損傷が主な原因です。

ぎっくり腰の主な症状には以下のようなものがあります。

  1. 急激な痛み: 急激に強い腰の痛みが発生し、動けなくなることがあります。この痛みは、一度発生すると突然に現れることが多いです。

  2. 運動制限: ぎっくり腰の状態では、腰や背中の筋肉が痛みや緊張によって硬くなり、動きが制限されることがあります。特に、前屈や旋回などの動作が難しくなります。

  3. 筋肉のこわばり: 腰周辺の筋肉が痛みや緊張によってこわばります。触れると痛みを感じることがあります。

  4. 腰部の不快感: 腰の一部、または全体に不快感や違和感を感じることがあります。

ぎっくり腰は、急激な痛みや運動制限を引き起こすため、日常生活に大きな影響を与えることがあります。

一般的には、安静にして痛みが和らぐまで休養をとることが治療の第一歩ですが、慢性化する場合や痛みが強い場合は医師の診察を受けることが重要です。

医師は適切な治療法や予防法を提案してくれます。

 

ぎっくり腰と腰椎椎間板ヘルニアの見分け方はある?

ぎっくり腰と腰椎椎間板ヘルニアは、どちらも腰部に関する疾患ですが、症状や原因には異なる点があります。
一般的に、ぎっくり腰と腰椎椎間板ヘルニアの見分け方は次のような点に注目することができます。

  1. 発症の原因:

    • ぎっくり腰: 突然の不自然な動作や姿勢、急激な重い物の持ち上げなどが原因となります。
    • 腰椎椎間板ヘルニア: 長期間の不適切な姿勢や重い物の持ち上げ、腰部への負担が原因となります。
  2. 痛みの特徴:

    • ぎっくり腰: 急激な痛みが突然発生し、特に動作時に強く痛みます。痛みはしばしば局所的で、腰の筋肉や周辺組織に関連しています。
    • 腰椎椎間板ヘルニア: 痛みやしびれが足や臀部に放散し、特に下半身に症状が現れます。しばしば坐骨神経痛として知られる痛みが典型的です。
  3. 症状の持続期間:

    • ぎっくり腰: 症状が急激に現れますが、通常は数日から数週間で改善します。
    • 腰椎椎間板ヘルニア: 症状が慢性化する場合があり、数週間から数か月以上続くことがあります。
  4. 検査の結果:

    • ぎっくり腰: 通常、X線やMRIなどの画像検査では異常が見られません。
    • 腰椎椎間板ヘルニア: MRIやCTスキャンなどの画像検査によって椎間板の異常が確認されます。

 

これらの要因を考慮して、症状や原因、持続期間、画像検査の結果などを比較することで、ぎっくり腰と腰椎椎間板ヘルニアを見分けることができます。
しかし、正確な診断や治療のためには、医師の診察と検査が必要です。

 

ぎっくり腰になって立てなくなりました。なんで?

ぎっくり腰になって立てなくなることは、比較的一般的な症状です。

ぎっくり腰は、急激な運動や不自然な姿勢、重い物を持ち上げるなどの際に、腰の筋肉や腰椎周辺の組織に負担がかかり、急激な痛みや運動制限を引き起こす状態です。

立てなくなる理由として考えられることはいくつかあります。

  1. 腰の筋肉の緊張: ぎっくり腰によって、腰の筋肉が急激に緊張し、硬直してしまうことがあります。この緊張によって、立ち上がることが困難になります。

  2. 神経の圧迫: ぎっくり腰によって、腰椎周辺の神経が圧迫されることがあります。この圧迫によって、腰から足にかけての痛みやしびれ、筋力低下などが引き起こされ、立ち上がることが難しくなります。

  3. 痛みや不安からの心理的影響: 急激な痛みや運動制限によって、不安や恐怖感が増大し、立ち上がることをためらう場合があります。

 

これらの要因が組み合わさって、立ち上がることが困難になることがあります。

安静にして痛みが和らぐまでの休養や、医師の指示に従って適切な治療を受けることが大切です。

必要に応じて医師や理学療法士に相談し、適切なアドバイスを受けることが重要です。

 
 
 

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