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転んで傷ができてしまった時の応急処置

[2024.05.15]

転んで傷ができてしまった場合は、以下の手順に従って応急処置を行います。

  1. 出血がある場合:

    • 出血がひどい場合は、まず傷口を清潔な布で圧迫して止血します。ガーゼや清潔な布を傷口に当て、直接圧をかけます。
    • 出血が落ち着いたら、傷口を流水で洗ってから消毒します。
  2. 傷口の清潔化:

    • 傷口を流水で洗い流します。ただし、深い切り傷や汚れの多い傷の場合は、専門医に診てもらう必要があります。
    • 傷口から異物が取り除かれたら、消毒薬を使って清潔に保ちます。
  3. 消毒:

    • ビルトインの酒や、ヨード消毒液、消毒用エタノールなどを使って傷口を消毒します。
    • 傷口を消毒する際には、消毒液を直接傷口につけずに、清潔なガーゼや綿棒を使用して傷口を拭きます。
  4. 包帯や絆創膏で覆う:

    • 傷口が清潔になったら、適切な大きさの包帯や絆創膏で覆い、保護します。
    • 傷口が大きい場合や深い場合は、直ちに医療機関を受診して適切な処置を受けることが重要です。
  5. 医療機関を受診する:

    • 傷口が深い、出血が止まらない、異物が深く刺さっている、痛みや腫れがひどい場合は、専門医の診察を受けましょう。

転んで傷を負った際は、まずは冷静に対処し、必要に応じて医療機関を受診することが重要です。

 

とびひとは?

とびひは通常、伝染性膿痂疹(Impetigo)とも呼ばれる皮膚感染症を指します。

これは、主に細菌感染によって引き起こされます。通常、Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)やStreptococcus pyogenes(連鎖球菌)によって引き起こされます。

伝染性膿痂疹は通常、赤い発疹や小さな水疱が皮膚の表面に現れ、そこから膿が出ることが特徴です。

感染は皮膚の小さな傷口やかすり傷から入り、顔や手、足などの皮膚が密集した部位によく発生します。これは通常、子供の間でよく見られる感染症ですが、成人でも発生することがあります。

伝染性膿痂疹の応急処置としては、以下のような対処法があります。

  1. 傷口の清潔化:

    • 毎日、温かい石鹸水で傷口を清潔に保ちます。膿が出ている場合は、清潔なガーゼで軽く拭き取ります。
    • 他の部位への感染を防ぐために、手を洗ったり、傷口を触らないように気をつけます。
  2. 抗生物質の利用:

    • 重症な場合や広範囲に広がっている場合は、医師から処方された抗生物質を服用することがあります。通常、経口抗生物質や抗生物質の局所塗布が用いられます。
  3. 感染の拡大を防ぐ:

    • 他の人との接触を避け、感染が広がるのを防ぐためにタオルや衣服、寝具を共有しないようにします。
  4. 医師の診察:

    • 症状が悪化したり、膿が拡がったり、発熱やリンパ節の腫れなどの症状が現れた場合は、医師に診てもらうことが重要です。

 

伝染性膿痂疹は一般的には自然に回復しますが、適切な処置と医師の指示に従うことで、感染の拡大を防ぐことができます。

 

とびひを起こさないためには?

伝染性膿痂疹(とびひ)を予防するためには、以下のような対策を取ることが重要です。

  1. 手洗いを実施する: とびひの主な原因の1つは細菌感染です。定期的かつ適切な手洗いを行うことで、細菌の拡散を防ぎます。特に、傷口がある場合や外から帰ってきた後など、手を洗うことが特に重要です。

  2. 清潔な環境を保つ: とびひの原因の1つは、汚れた環境や不衛生な条件です。家庭や学校、職場などの環境を清潔に保ち、共有する物品やスペースを清潔にすることが重要です。

  3. 傷口の管理: 傷口がある場合は、清潔に保ち、適切に処置します。小さな傷でも、素早く適切な清掃と消毒を行うことで感染を予防することができます。

  4. 個人の衛生管理: 自分の身体を清潔に保つことが重要です。特に、肌の傷や切り傷を避け、適切なケアを行うことで、細菌の侵入を防ぎます。

  5. 感染者との接触を避ける: とびひに感染している人との密接な接触を避けることが重要です。特に、発疹や水疱がある部分には触れないようにし、感染が広がるのを防ぐために適切な衛生対策を取ります。

 

これらの予防策を実践することで、とびひのリスクを軽減し、感染を予防することができます。

 

傷口を水で洗い流すと良い?

傷口を水で洗い流すことは、一般的に良い方法です。以下の理由から、水での清潔な洗浄が推奨されます。

  1. 汚れや異物の除去: 傷口を水で洗い流すことで、汚れや異物を除去することができます。これにより、感染のリスクが軽減されます。

  2. 殺菌作用: 清水による洗浄は、傷口周囲の細菌を除去し、傷口内の細菌の数を減らすのに役立ちます。ただし、洗浄だけでは完全な殺菌効果は得られないことに注意してください。

  3. 痛みの緩和: 水での優しい洗浄は、傷口周囲の痛みや不快感を和らげることができます。

洗浄の際には、以下の点に留意することが重要です。

  • 温水を使用する: 高温の水を使うと、傷口周囲の皮膚が刺激される可能性があります。適温の温水を使用してください。
  • 優しく洗う: 傷口を洗う際には、力を入れすぎず、優しく洗浄してください。傷口を痛めることがないように気をつけてください。
  • 洗浄後の乾燥: 洗浄後は、傷口周囲を清潔なタオルで優しく乾かしてください。湿ったままにしておくと、細菌の繁殖が促進される可能性があります。

重度の傷や感染の疑いがある場合は、専門家の指示に従ってください。また、傷口が深い場合や異物が刺さっている場合は、自己処置を行う前に医療機関を受診することをお勧めします。

 
 
 

傷口が不潔な状態で傷パットを貼るとどうなる?

傷口が不潔な状態で傷パットを貼ると、いくつかのリスクが生じる可能性があります。

  1. 感染の拡大: 不潔な傷口に傷パットを貼ると、傷口内の細菌が閉じられた環境で増殖する可能性があります。これにより、感染のリスクが高まります。

  2. 傷口の悪化: 不潔な傷口に傷パットを貼ると、傷口周囲の細菌が傷口内に侵入し、炎症や悪化を引き起こす可能性があります。傷口が治りにくくなることがあります。

 

したがって、傷口が不潔な場合は、まず傷口を清潔にしてから傷パットを貼ることが重要です。

傷口を洗浄し、消毒してから傷パットを貼ることで、感染や悪化のリスクを軽減し、傷口の治癒を促進することができます。

また、重度の傷や感染の疑いがある場合は、医療専門家の指示に従うことが重要です。

 
 

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