10/16 世界脊椎の日 脊髄を大事にしましょう!
みなさん、こんにちは
町田市木曽西にあるけど南多摩クリニック・整形外科・内科・リハビリテーション科の統括事務長です。
日ごろ思ったことをコラムにして残しておきたいと考え、不定期に書いていこうと思いますので、宜しくお願い致します。
今日2023年10月16日は、世界脊椎の日です。
この日は、全世界の人々に脊椎に関する問題やその重要性を知ってもらうことを目的として設けられています。日本も例外ではありません。日本において、脊椎に関する問題は少なからず存在し、多くの人々が悩んでいます。
日本では、現代のライフスタイルや勤務態度に起因することが多く、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、運動不足などが脊椎に影響を与える要因となっています。特に、成人の中で腰痛を経験したことがある人は多く、腰痛患者の数は年々増加しているとの報告もあります。
また、高齢化社会を迎える中で、骨粗しょう症や脊柱炎、ヘルニアなどの疾患が増加する傾向にあります。これらの疾患は、日常生活に大きな支障をきたすことがあり、質の高い医療やリハビリテーションが求められるケースも増えています。
日本における3大脊髄関連の病気を調べてみました。
1. **腰椎ヘルニア**:これは、椎間板が変性し、その結果として神経に圧迫を与えることで起こる病気です。主な症状としては、腰痛や下肢への放散痛が挙げられます。
2. **脊柱管狭窄症**:脊柱管が狭窄することにより、脊髄や神経根が圧迫される状態を指します。特に歩行時に症状が現れることが多く、進行すると歩行困難となることもあります。
3. **骨粗しょう症**:骨の密度が低下し、骨がもろくなる病気です。脊椎の骨が圧迫骨折を起こすことがあり、背が低くなったり、猫背になることが特徴です。
1番と3番はよく聞く馴染みのある病気ですが、
二つ目は聞き慣れないですね。
狭窄(きょうさく)という言葉が難しいのですが、一言で言うと狭くなって、神経を圧迫する事のようです。
それでは、このような脊椎に関する問題にどのように対処すればよいのでしょうか。
**1.** **生活習慣の見直し**:日常生活において、正しい姿勢を心がけることは非常に重要です。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用時には、定期的に休憩を取り、ストレッチを行うなどの工夫が必要です。
**2. 適切な運動**:筋肉を鍛えることで、脊椎をサポートする役割を果たす筋肉を強化することができます。特に、ウォーキングやスイミング、ピラティスなどの低負荷の運動は、脊椎に優しく効果的です。
**3. 適切な診療**:症状が現れた場合や疾患が疑われる場合には、早急に専門医の診断を受けることが大切です。早期発見、早期治療が症状の進行を防ぐ鍵となります。
**4. 予防策の導入**:骨粗しょう症などの疾患の予防として、カルシウムやビタミンDの摂取を心がける、日常生活でのUVBの取り入れるなどの予防策を考えることも重要です。
日本の社会は、今後も高齢化が進むと予測されています。そのため、脊椎に関する問題の予防や対策は、これからも更に重要となるでしょう。一人一人が正しい知識を持ち、日常生活での対策を取ることで、健康な脊椎を保つことができると信じています。
それでは、また次回!
町田市木曽西にあるけど南多摩クリニック・整形外科・内科・リハビリテーション科の統括事務長でした。
(JR古淵駅、淵野辺駅、町田駅から車で10~20分です)