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健康診断・特定検診

当院では、下記の健診・検査をおこなっています。企業の定期健診、雇入時の健診などもおこなっておりますので、お電話等でお問い合わせください。

当院で行っている健康診断

町田市 成人健康診査

対象者

・40歳以上の町田市国民健康保険加入者

・75歳以上の後期高齢者医療制度加入者

・40歳以上の生活保護受給者および、中国残留邦人等支援給付受給者

・18歳以上39歳以下で、町田市に住民票があり、学校や職場等で検診を受ける機会のない方

 

検診内容

内科診療(問診)、身体計測(身長、体重、BMI、腹囲)、血圧測定、尿検査、血液検査、心電図検査、胸部エックス線検査

 

受診方法

事前予約制でございます。受付スタッフにお申し付けください。また、お電話でもご予約を承っております。

 

同時受診可能な検診

・肝炎ウイルス検診

・大腸がん検診(事前に検査キットをお渡しできますので、ご希望の方はスタッフにお声かけください。)

・肺がん検診

・胃がん健診

 

一般健康診断

ご予約が必要です。検査項目一覧や指定の診断書をお持ちの方は受付時に提出してください。

検診項目によって費用が異なりますので、詳しくはお問い合わせください。代表的なものを以下に記載致します。

検査項目 料金 健診内容
一般健診 15,000円程

内科診察(問診)、結果説明(報告書)、身体計測(身長、体重、BMI、肥満度、体脂肪率、腹囲)、血圧、脈拍数、視力、尿検査、(尿蛋白、尿糖、尿潜血、比重)、一般採血、胸部レントゲン、心電図

 

当院でできる検査

・X線レントゲン検査

・心電図検査

・超音波検査

・血液検査

・尿検査

・動脈硬化検査

 

実際にどんな検査か詳しく書いてみたいと思います。

・X線レントゲン検査

X線レントゲン検査は、X線という電磁波を使った画像診断法の一種です。

X線は、人体を透過する性質を持っていますが、骨や肺などの組織によって透過度が異なります。この性質を利用して、体の内部構造を画像として映し出すことができます。

X線レントゲン検査の流れは以下のようになります。

  1. 撮影:

    • 患者は、X線撮影装置の前に立ち、特定の体位になります。撮影技師が、X線撮影装置を操作し、X線を体に当てます。X線は体を透過し、撮影装置の反対側にあるディテクターに当たります。
  2. 画像の生成:

    • ディテクターは、X線の透過度に応じて画像を生成します。たとえば、骨はX線を吸収しやすいため、画像上では白く濃く表示されます。一方、肺や空気はX線を透過しやすいため、画像上では黒く薄く表示されます。
  3. 画像の解析:

    • 生成された画像は、医師によって解析されます。異常な影や形状がある場合、疾患の有無や進行状況を判断する手助けになります。

X線レントゲン検査は、非侵襲的でスピーディーに体の内部構造を視覚化することができるため、骨折や肺炎、結石などの診断に用いられます。

ただし、X線は放射線であるため、体に何らかの影響を与える可能性があります。そのため、検査の際には、不要な部位には鉛のエプロンなどで保護されることが一般的です。

また、妊娠中の女性や小さな子供に対しては、必要性とリスクを慎重に検討した上で、他の診断方法と比較してX線レントゲン検査を選択することが重要です。

 

・心電図検査

心電図検査(ECG、EKG)は、心臓の電気的な活動を記録し、心臓の機能やリズムを評価するための検査です。

心臓は、心筋細胞が電気的な信号を発生し、これが伝わることで収縮し、血液を全身に送り出します。この電気的な信号は、体表面に配置された電極を通じて、心電図として記録することができます。

心電図検査の流れは以下のようになります。

  1. 電極の取り付け:

    • 患者は横になり、看護師や技師が、体の特定の位置(通常は胸部や腕、足に)電極を取り付けます。
  2. 記録:

    • 患者は、リラックスし、静かに横になります。電極が心臓の電気的な活動を記録し、これが心電図装置に送信されます。
  3. 解析:

    • 記録された心電図は、医師によって解析されます。心電図の波形には、心臓の各部分の活動が反映されており、これに異常があれば、心臓の疾患の有無や種類を判断する手助けになります。

心電図検査は、非侵襲的で簡単に行えるため、広く使われています。特に、心臓の異常なリズム(不整脈)、心筋梗塞、心筋炎などの診断に用いられます。

ただし、心電図検査だけでは、全ての心臓の疾患を診断することはできません。そのため、他の検査(例:エコーカーディオグラム、心臓CT、心臓MRIなど)と組み合わせて、診断を行います。

 

・超音波検査

音波検査は、超音波(人間の耳には聞こえない高周波の音波)を使って、体の内部構造を映像化する診断方法です。

超音波検査の流れは以下のようになります。

  1. ゲルの塗布:

    • 患者は検査を受ける部位を露出し、横になります。技師が、超音波が体によく伝わるように、検査部位に特殊なゲルを塗布します。
  2. 超音波の送受信:

    • 技師は、超音波プローブ(探触子)を検査部位に当てます。プローブは超音波を体内に送信し、体の組織に反射された超音波を受信します。
  3. 画像の生成:

    • 受信された超音波のデータは、コンピュータによって画像に変換され、モニターに表示されます。
  4. 解析:

    • 生成された画像は、医師によって解析されます。画像上の組織の形状やエコーの濃淡に異常があれば、疾患の有無や進行状況を判断する手助けになります。

超音波検査は、非侵襲的で無痛であり、放射線を使わないため、妊娠中の女性や小さな子供にも安全に行うことができます。

また、リアルタイムで動画像を得ることができるため、心臓の動きや血流の状態、胎児の動きなどを評価するのにも適しています。

特に、超音波検査は、腹部の臓器(肝臓、腎臓、膵臓、胆嚢、脾臓など)、妊娠中の胎児、心臓、血管などの診断に広く用いられています。

ただし、超音波は、骨や空気に遮られるため、骨の内部や肺、腸管などの診断には向いていません。そのため、他の診断方法(例:X線レントゲン検査、CT、MRIなど)と組み合わせて、診断を行います。

 

・血液検査

血液検査は、患者の血液を採取し、その成分を分析することで、体の健康状態や疾患の有無を判断する診断方法です。

血液検査の流れは以下のようになります。

  1. 血液の採取:

    • 患者は、腕を露出し、椅子に座ったりベッドに横になります。看護師や採血技師が、患者の腕の静脈から、採血針を使って血液を採取します。通常、採取された血液は、数本の試験管に分けられます。
  2. 血液の処理:

    • 採取された血液は、必要に応じて、遠心分離機で処理されます。これにより、血液は、血清、血漿、赤血球、白血球、血小板などの成分に分かれます。
  3. 分析:

    • 分かれた血液の成分は、様々な分析装置で分析されます。分析される項目は、患者の症状や医師の判断によって異なりますが、一般的な項目には以下のようなものがあります。
      • 血液成分: 赤血球数、白血球数、血小板数など。
      • 生化学検査: ALT、AST、クレアチニン、尿素窒素、コレステロール、トリグリセリド、血糖など。
      • 電解質: ナトリウム、カリウム、カルシウム、塩素など。
      • ホルモン: TSH、FT4、インスリン、コルチゾールなど。
      • 感染症: HIV、HBV、HCV、シフィリスなど。
      • 腫瘍マーカー: CEA、CA19-9、PSAなど。
  4. 解析:

    • 分析されたデータは、医師によって解析されます。データの値が、基準値の範囲内か、範囲外かによって、健康状態や疾患の有無、進行状況を判断する手助けになります。

血液検査は、非常に幅広い情報を得ることができ、様々な疾患の診断や健康診断に用いられています。

ただし、血液検査だけでは、全ての疾患を診断することはできません。そのため、他の診断方法(例:画像診断、生検など)と組み合わせて、診断を行います。

 

・尿検査

尿検査は、患者さんの尿を採取し、その成分を分析することで、体の健康状態や疾患の有無を判断する診断方法です。

尿検査の流れは以下のようになります。

  1. 尿の採取:

    • 患者さんは、清潔な尿採取カップを使って、尿を採取します。一般的には、朝一番に採取された尿が用いられます。これは、夜間に体が休息し、尿に含まれる成分が安定しているためです。
  2. 尿の処理:

    • 採取された尿は、必要に応じて、遠心分離機で処理されます。これにより、尿は、液体部分(上澄み)と沈殿部分に分かれます。
  3. 分析:

    • 分かれた尿の成分は、様々な分析装置で分析されます。分析される項目は、患者の症状や医師の判断によって異なりますが、一般的な項目には以下のようなものがあります。
      • 物理的性状: 色、透明度、比重など。
      • 化学的性状: pH、尿糖、尿蛋白、尿潜血、尿ビリルビンなど。
      • 沈殿物: 上皮細胞、赤血球、白血球、円柱、結晶など。
  4. 解析:

    • 分析されたデータは、医師によって解析されます。データの値が、基準値の範囲内か、範囲外かによって、健康状態や疾患の有無、進行状況を判断する手助けになります。

尿検査は、非侵襲的で簡単に行うことができ、腎臓や泌尿器系の疾患の診断に広く用いられています。

ただし、尿検査だけでは、全ての疾患を診断することはできません。そのため、他の診断方法(例:血液検査、画像診断、生検など)と組み合わせて、診断を行います。

 

・動脈硬化検査

動脈硬化の検査にはいくつかの方法があります。

  1. 血液検査:

    • コレステロール、トリグリセリド、LDL(低密度リポタンパク)、HDL(高密度リポタンパク)などの脂質の値を測定します。これらの値が高いと、動脈硬化のリスクが高まります。
  2. 血圧測定:

    • 高血圧は、動脈硬化の重要なリスク因子です。
  3. 超音波検査(エコー):

    • 心臓のエコーで、心臓の動きや血流の状態を確認します。また、首の動脈(頚動脈)のエコーで、動脈の壁の肥厚や、プラーク(動脈硬化でできる、コレステロールやカルシウムなどの塊)の有無を確認します。

これらの検査の結果によって、動脈硬化の進行状況や、将来の心臓病や脳卒中のリスクを判断し、必要な治療を決定します。ただし、これらの検査だけでなく、他のリスク因子(例:タバコ、糖尿病、運動不足、肥満、ストレスなど)も考慮されます。

 

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