7月19日 スタッフコラム 山岳スポーツの魅力とリスク:今井通子と若山美子から学ぶ
みなさん、こんにちは
町田市木曽西にあるけど南多摩クリニック・整形外科・内科・リハビリテーション科の統括事務長です。
日ごろ思ったことをコラムにして残しておきたいと考え、不定期に書いていこうと思いますので、宜しくお願い致します。
7月19日、私たちは「北壁の日」を迎えます。この日は、1970年に日本人チームが初めてエイガーの北壁を登頂した記念日であり、今井通子さんと若山美子さん、二人の東京女子医大山岳部出身の女性クライマーが、この壮絶な挑戦をしていました。
彼女たちは、当時の女性としては珍しい存在だった山岳スポーツに情熱を注ぎ、その過酷な挑戦を通して数々の困難を乗り越え、自分たちの限界を試しました。その姿勢は、多くの人々に勇気と希望を与え、後の女性クライマーたちに道を開いたと言えるでしょう。
しかし、山岳スポーツはその魅力だけではなく、高いリスクも伴います。特に怪我のリスクは避けられません。そのため、彼女たちのようなクライマーは事前の準備に非常に力を入れています。
準備とは、まずは適切な装備の選定から始まります。適切な靴や服装は、体温調節や足元の安定性に大いに寄与します。次に、体力と技術の向上も重要です。定期的なトレーニングと経験を積むことで、予期せぬ状況に対応できる体力と技術を磨きます。
さらに、彼女たちのような医学生であれば、自分自身の体調管理や緊急時の対処法について深い理解が求められます。山岳医学の知識は、高山病や軽微な怪我から生命を脅かすような緊急事態まで、幅広い状況に対応するための強力なツールとなります。
山岳スポーツは、その困難さが逆に魅力となり、今井通子さんや若山美子さんのような挑戦者たちを鼓舞します。しかし、その魅力を最大限に享受するためには、十分な準備とリスク管理が欠かせません。そうした心構えと準備の上で、山岳スポーツの世界に挑むことで、人間の可能性と自然の壮大さを実感することができますね。
50年以上も前にとても危険な登山に挑戦する気持ちを、医療業界の人間として誇りに思い、日々の業務に邁進していきたいと思います。
それでは、また次回!
町田市木曽西にあるけど南多摩クリニック・整形外科・内科・リハビリテーション科でした